ロシア保健省 コロナ感染者への「アビガン」臨床試験を許可

ロシア保健省は新型コロナウイルス感染患者を対象に日本製抗インフルエンザ薬「ファビピラブル(商品名アビガン)」の臨床試験の実施を許可した。試験は17の医療機関で行われるという。28日、保健省広報担当が記者団に発表した。

「ロシア保健省は国内製薬業者に対し、COVID-19入院患者を対象にした抗ウイルス薬『ファビピラブル』の有効性・安全性に関するマルチセンター・無作為・オープン・比較型臨床試験の実施許可を発行した。」

ロシア保健省は、「ファビピラブル」は高いウイルス負荷による重い感染症に対し有効な抗インフルエンザ薬として開発され、中国の研究者らによると、COVID-19患者の治療において効果を示したと指摘している。

ロシアにおけるコロナウイルス
ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日で、中国籍2人だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた。湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。3月30日にはロシア全国で自主隔離体制となった。特別な用事がなければ自宅を出ることが禁止されている。例外は治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの関係者。自主隔離の違反者は処罰の対象になる。非常事態宣言はまだ発令されていない。

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